釣りの足 スズキkei

釣りマシンのポテンシャルを探る!

PHOTO 平成15年式スズキkei Bターボ
水冷直列3気筒インタークーラーターボ4速オートマミッション
全長3395mm/全幅1475 mm
全高1550mm/ホイールベース 2360 mm
トレッド(前) 1280 mm/(後) 1280 mm
最低地上高 180 mm/車両重量 830 kg
乗車定員 4 名
最高出力 60 ps / 6000 rpm
最大トルク 8.75kg・m / 3000 rpm
パワーウェイトレシオ 13.83 kg/ps
旧型ジムニーとの比較はこちら

私事ですみませんが、実は営業に使用してるのがH3年に新車で購入したライトエースディーゼルターボ4WD
走行距離は16万キロなので、経費節減のための先行投資という事で入れ換え検討、時期ジムニーに変わる可能性のある車両としても新車で購入しました
中古で軽の四駆として随分探しましたが大旨1年で10万落ち、5年落ちでも60万が安い相場
それじゃ馬鹿らしいのでスズキkeiを検討、新車価格では同グレードでジムニーより大体20万安く、ワゴンRより大体ターボ分くらい安い価格は、丁度アルトとワゴンRと中間的な車格
一つ上の車格のワゴンRと、さらに金額的に高いジムニーの中間的な実用性が魅力の車だ
直噴ターボのモデルチェンジの為か、N1ターボからBターボへと多少装備が省かれるものの6万円も下がりエアコンは当然、フルタイム4WDターボにエアバック、キーレスエントリーと5速なら大旨94万、4速オートマでも100万と格安だ
トランスミッションは随分迷ったが、10年後を考えると4速オートマをセレクト

まず驚いたのは、旧型ジムニーやアルトとは違いぺシャン!というような軽いドアの開閉ではなく、ズドンとした事だった
早速シートに座ってみるとレカロのような座り心地と、そのスライドシートレールまでレカロのようだ
旧型ジムニーの汎用レールみたいなガタ付きとは同じメーカーの車とは思えないシート
現在、ワークスの走りのモデルもアルトからkeiに変わっているように、メーカーのkeiへの力の入れようが感じられた
PHOTO PHOTO
ワゴンRやMRワゴンはフルフラットになるが、唯一の不満はこのシートがフラットにならない事だった
ベンチシートによるフルフラットでもなくていいからフラット機能は個人的に欲しいところ
ただ、ヘッドレストが大きいので仮眠くらいなら問題なさそう
いざ走り出すと、10年程前のシティやスターレットより質感が高いのに驚く
ライトエースやジムニーの入れ換えと考えていた為に、一番驚いたのがフルタイム4WDによるオンザレールのコーナリング
まだ高速は走行していないがフルタイム4WDによる走行安定性は、当たり前な話しながらジムニーの比ではない
心配したのがフルタイム4WDと過給器付、しかもオートマという事で燃費だった
今の軽の枠と車重はリッターカー並、旧型ジムニーと殆ど同じレベル
古い車との比較になるが、ジムニーのパートタイム4WD 5速よりは悪い予測ながらkeiの方が良さそうだ
大旨、市街地ではリッター10くらいながら長距離はリッター14くらいに伸びる
現行のジムニーなら同じだろうが、左右エアバックに安全ボディ、低排ガス車という事で保険料の割引きも多い
燃費という点では、乗用タイプのボディの空力抵抗の良さからか?むしろ旧型ジムニーのパートタイム4WD 5速よりはいいくらいだった

気になるところはオフロード性能
現行のジムニーとは地上高で2センチ低い18センチ、旧型とはさらに5ミリ低いが乗用タイプとしては限り無くRVに近い地上高
これは1サイズ上のタイヤを履かせる事でほぼ現行のジムニーとは同等レベルになる
ただしフェンダーに余裕がないのでホイルオフセットと共に選択しないとギリギリ
軽としは大きめなタイヤながら、やや特殊なサイズで1サイズ上のタイヤが市場で多いサイズの165/70/14
当然の事ながらジムニーよりはホイルベースは長いのだが、ホイルベースに関してはオフロードにおいても一長一短、むしろ全高が低いのは釣りでも有利な事もある
ただ、軽としては大きいタイヤでもRVのジムニーから比較すると小さい
タイヤの外径の大きさは地上高には関係なく、林道を横切るように出来た川や側溝の乗り越えなど有利な事は多い
当然、悪路走破性は富士山を登ったら最も高く登ると言われているジムニーには1歩、いや2歩くらい劣るかも知れない
でも、一般道、高速、ワインディングロードの走破性を考えると、特にオートマをセレクトするならオンロード、オフロードのオールランダーとして、スズキkeiは釣りマシンとして最適の車と言っても過言ではないでしょうか?
驚いたのは14インチ専用とも見えるベンチレーテッドディスクブレーキローターはひとつ車格が上のワゴンRでもみられない
走りの車という事がこんなところにも違いがあった
ただ、釣り車としての不満はワゴンRのようにフラットシートにならない事だろうか

- Last up date 2003.1.19 -

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